犬のブラシの種類と選び方|毛質・毛の長さ別に比較!換毛期の抜け毛と毛玉ケアに合う1本の見つけ方

お手入れ
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ブラシ売り場に並ぶ、たくさんの種類。犬のブラシの種類と選び方が分からなくて、手が止まったことはありませんか?

とりあえず1本買ってみたけれど、毛がうまく取れない。毛玉がほどけない。愛犬が嫌がってしまう。そんな経験があると、「何が合っていないのだろう」と迷いますよね。

この記事では、ブラシが合わない理由、受診を優先したいサイン、種類ごとの特徴、毛質・目的別の比較、皮膚にやさしい使い方をまとめました。長毛・ダブルコート・巻き毛の犬の飼い主さんも、短毛の犬の飼い主さんも、自分の犬に合う1本を見つけるヒントになります。

なお、紹介するブラシは、ブラッシングを助けるための道具です。抜け毛や毛玉の原因の診断や治療を目的としたものではありません。

【先に結論】犬のブラシは「毛質」と「困りごと」で選ぶ

  • まず、愛犬の毛質を確認します。ダブルコート・シングルコート・長毛・短毛・巻き毛のどれかで、合うブラシが変わります。
  • 次に、いちばん困っていることを1つ決めます。抜け毛、毛玉・絡まり、ブラシを嫌がる、のどれかです。
  • 種類ごとの目安:スリッカーは絡まりや毛玉をほぐす定番/ピンは長毛向き/ラバー・手袋型は皮膚への負担が少なく短毛向き/獣毛は仕上げ向き/スクラッチャー(アンダーコートレーキ)はダブルコートの下毛向き/コームは細かい部分や仕上げ向きです。
  • ダブルコートの換毛期:スリッカーやスクラッチャーが候補です。ラバーや獣毛は、下毛の根元に届きにくい傾向があります。
  • どのブラシも、力を入れすぎないこと。皮膚の状態を見ながら、やさしく使います。
  • 受診が先のサイン:抜け毛に加えて、かゆみ・赤み・かさぶた・部分的な脱毛・強い痛み・元気低下があるときは、ブラシを買う前に獣医師に相談してください。
  1. ブラシ選びで迷う・うまくケアできない主な原因|毛質・毛の長さ・ブラシの特徴の3つのずれ
    1. 毛質の違い
    2. 換毛期の抜け毛と、毛玉ができる仕組み
    3. ブラシの種類が多く、得意・不得意が違う
    4. 「合わないブラシ」で起こりやすい困りごと
  2. まず確認したい注意点|ブラシで様子を見ず受診を優先するサイン
    1. すぐ獣医師へ相談したいサイン
    2. 皮膚を傷つけないための基本
    3. ブラシを嫌がるときの考え方
    4. この記事の商品の位置づけ
  3. 犬のブラシの種類と選び方|失敗しない8つの基準
    1. 種類ごとの特徴一覧
    2. 毛質・毛の長さに合う種類(基準①)
    3. 皮膚へのやさしさ・力加減(基準②)
    4. 抜け毛の回収力と、毛玉への対応(基準③④)
    5. サイズと持ちやすさ(基準⑤)
    6. 掃除のしやすさ・耐久性(基準⑥⑦)
    7. 使い方が分かりやすいか(基準⑧)
  4. 【条件別】楽天で選べる犬用ブラシの比較
    1. 迷ったときの簡単フロー
    2. A 換毛期の抜け毛をしっかり取りたい|ダブルコート・毛量が多い犬に
    3. B 毛玉・絡まりをほぐしたい|長毛・巻き毛の犬に
    4. C 皮膚にやさしく使いたい・ブラシが苦手な犬に
  5. 失敗しない使い方・購入前のチェックポイント
    1. ブラッシングの基本
    2. 長毛・巻き毛の毛玉の予防とほぐし方
    3. ダブルコートの換毛期ケア
    4. ブラシのお手入れと保管
    5. 購入前チェックリスト
    6. 使い始めたあとの観察ポイント
  6. よくある質問
    1. Q1. 最初の1本は、何を選べばいいですか?
    2. Q2. スリッカーブラシとピンブラシは、何が違いますか?
    3. Q3. ラバーブラシだけで、換毛期の抜け毛は足りますか?
    4. Q4. ブラッシングは、1日何回すればいいですか?
    5. Q5. ブラシを嫌がるときは、どうすればいいですか?
    6. Q6. 毛玉が固くて取れないときは、どうすればいいですか?
    7. Q7. 小型犬・中型犬・大型犬で、サイズはどう選べばいいですか?
    8. Q8. どんな抜け毛なら、すぐ動物病院に相談すべきですか?
  7. まとめ|犬のブラシの種類と選び方は「毛質」と「困りごと」から
  8. 今日できる最初の一歩
    1. 参考にした情報

ブラシ選びで迷う・うまくケアできない主な原因|毛質・毛の長さ・ブラシの特徴の3つのずれ

ブラシがうまく使えないのは、「毛質」「毛の長さ」「ブラシの特徴」が合っていないことが多いからです。ずれを見つけると、選ぶ基準がはっきりします。

毛質の違い

犬の毛には、いくつかのタイプがあります。

  • ダブルコート:上毛と下毛(アンダーコート)の二層構造。換毛期に下毛が大量に抜けます
  • シングルコート:下毛が少なく、決まった換毛期がはっきりしない
  • 長毛:毛が長く、もつれやすい
  • 短毛:毛が短く、絡まりにくい
  • 巻き毛:くるくるとした毛で、地肌近くまでブラシが届きにくい

同じ「長毛」でも、ダブルコートの犬とシングルコートの犬では、合うブラシが違います。まず、愛犬がどのタイプかを確認しましょう。

換毛期の抜け毛と、毛玉ができる仕組み

換毛期は、目安として春から7月頃と、秋から11月頃の年2回です。1か月ほどかけて、古い毛が大量に抜けるとされています。

ブラッシングが足りないと、抜けた下毛が上毛に絡まって落ちにくくなり、毛玉の原因になることがあります。毛玉で風通しが悪くなると、皮膚が蒸れて、トラブルにつながることもあるとされています。

換毛期の抜け毛やブラッシングについては、犬の抜け毛対策の記事でも解説しています。

ブラシの種類が多く、得意・不得意が違う

犬用ブラシには、スリッカー、ピン、ラバー、獣毛、スクラッチャー、コームなど、たくさんの種類があります。どれも得意なことが違います。「1本あれば全部できる」ブラシは、あまりありません。

「合わないブラシ」で起こりやすい困りごと

  • 毛が切れる:長くて細い毛に、スリッカーブラシを使うと、毛が切れることがあります
  • 下毛に届かない:ラバーや獣毛は、ダブルコートの下毛の根元まで届きにくい傾向があります
  • 皮膚に当たる:ピンの先が皮膚に当たり、犬が痛がることがあります
  • 毛玉がほぐれない:毛のかたまりをほぐすのが苦手なブラシもあります
  • 嫌がる:一度痛い思いをすると、ブラシ自体を警戒するようになることもあります

まず確認したい注意点|ブラシで様子を見ず受診を優先するサイン

次のようなサインがあるときは、ブラシを選ぶ前に、獣医師に相談してください。抜け毛や毛玉が、換毛期や手入れ不足によるものとは限らないからです。

すぐ獣医師へ相談したいサイン

  • かゆみが強い(しきりに掻く・舐める・噛む)
  • 皮膚の赤み、かさぶた、発疹、フケがある
  • 円形に毛が抜けている、特定の場所だけ毛が薄くなっている(部分的な脱毛)
  • 換毛期ではないのに、急に抜け毛が増えた
  • 触ると痛がる、強い痛みがありそう
  • 皮膚から強い悪臭がする
  • 元気や食欲の低下、体重や性格の変化がある
  • 水を飲む量や、おしっこの量が、いつもより明らかに多い

抜け毛のすべてが病気によるものではありません。ただ、換毛期の抜け毛と、病気が隠れている脱毛は、見た目だけでは判断しにくいものです。迷ったときは、早めに相談すると安心です。

皮膚を傷つけないための基本

  • 力を入れすぎない:ブラシの重みを使うつもりで、軽くとかします
  • ピン先を皮膚に当てない:スリッカーブラシは、ピンの先が皮膚に当たらないように、やさしく使います
  • 同じ場所を強くこすらない:同じ場所ばかりこすると、皮膚が赤くなることがあります
  • 皮膚の状態を見る:ブラッシング中に、赤み・フケ・かさぶた・しこりがないかを確認します
  • 柄が長めのブラシを選ぶ:柄が短いと、力が伝わりすぎて、犬が痛みを感じることがあります

ブラシを嫌がるときの考え方

犬がブラッシングを嫌がる理由は、体を触られることやブラシに慣れていない、警戒している、痛い思いをしたことがある、などがあげられます。

嫌がるときは、無理に続けないでください。犬が落ち着ける環境で、少しずつブラシに慣らします。少しでもできたら、たくさんほめてあげましょう。

この記事の商品の位置づけ

紹介するブラシは、ブラッシングを助ける道具です。「抜け毛がなくなる」「毛玉ができなくなる」「皮膚トラブルが治る」といった効果を約束するものではありません。体の不調が疑われるときは、受診を最優先にしてください。

犬のブラシの種類と選び方|失敗しない8つの基準

「どれが一番いいか」より、「愛犬の毛質と、いちばんの困りごとに合うか」で選ぶと、失敗しにくくなります。次の8つを、順番に確認してみてください。

種類ごとの特徴一覧

種類 向いている毛質 得意なこと 注意したいこと
スリッカーブラシ ほとんどの犬種(特に長毛、ダブルコートの短毛) 絡まりや毛玉をほぐす/抜け毛を取る ピン先が皮膚に当たらないように使う/長くて細い毛は切れることがある
ピンブラシ 長毛、ダブルコートの短毛、シルキーコート 毛を切らずに、もつれをほどく 短毛の抜け毛取りには向きにくい場合がある
ラバー・グローブ型(手袋型) シングルコートの短毛、子犬、ブラシが苦手な犬 皮膚への負担が少ない/シャンプー時にも使える 毛のかたまりをほぐすのは難しい/ダブルコートの下毛の根元には届きにくい傾向
スクラッチャー(アンダーコートレーキ) ダブルコート 下毛(アンダーコート)を取り除く 使いこなすのが難しい。やりすぎると、抜けていない毛まで取ってしまう
獣毛ブラシ ほとんどの犬種 つや出し・仕上げ 絡まりや毛玉は、先に他のブラシでほぐす
コーム 長毛、巻き毛 細かい部分/ほぐしと仕上げ/毛玉のチェック 毛玉は無理に引っ張らない

ワンプッシュ式のブラシは、ボタンを押すと、ブラシに付いた毛を取り除ける仕組みです。ブラシ自体の種類(スリッカーなど)とは別の「機能」として考えます。

毛質・毛の長さに合う種類(基準①)

  • ダブルコートで抜け毛が多い:スリッカーブラシが基本の候補です。換毛期は、スクラッチャー(アンダーコートレーキ)も候補になります
  • 長毛・巻き毛:ピンブラシ、スリッカー(ソフト)、コームの組み合わせが候補です。巻き毛は、地肌近くまで届きにくいので、仕上げにコームで確認します
  • 短毛・シングルコート:ラバーブラシや手袋型で足りることが多いです
  • 迷ったら:どの犬種にも使いやすいスリッカーブラシを、最初の1本にする方法があります

皮膚へのやさしさ・力加減(基準②)

ピンの硬さと、ピン先の形を確認しましょう。迷ったら、ピンがしなる「ソフトタイプ」から選ぶのが無難です。ピンの先が丸く加工されていたり、樹脂が付いていたりする商品もあります。

抜け毛の回収力と、毛玉への対応(基準③④)

  • 抜け毛を取りたい:スリッカー、スクラッチャー、手袋型などが候補です
  • 毛玉・絡まりをほぐしたい:スリッカー、ピンブラシ、コームが候補です

どちらも、無理に引っ張らず、少しずつほぐすのが基本です。

サイズと持ちやすさ(基準⑤)

ブラシ部分が大きすぎると、小さな犬に当たりづらく、小さすぎると時間がかかります。目安として、柄を鉛筆のように持ったときに、手より少し大きい程度のブラシが使いやすいとされています。

商品によって、小型犬用・中型犬用・大型犬用など、サイズの目安が違います。商品ページの表記を確認してください。

掃除のしやすさ・耐久性(基準⑥⑦)

  • ブラッシングのあとは、ブラシに毛がたくさん付きます。ボタンで毛を取り除けるタイプなら、手間が減ります
  • ピンが曲がったり、先端が破損したりしたら、買い替えを考えます
  • 台が布製のブラシ(ピンブラシや獣毛ブラシなど)は、汚れがたまりやすいため、半年から1年程度で買い替えると安心だとされています

使い方が分かりやすいか(基準⑧)

対象の毛質、サイズ、ピンの硬さが、商品ページに分かりやすく書いてあるかを確認します。使い方の説明があるかも、見ておきましょう。分かりにくいときは、メーカーに問い合わせると確実です。

【条件別】楽天で選べる犬用ブラシの比較

ランキングで選ぶより、「愛犬の毛質」と「いちばんの困りごと」で選ぶほうが、合う1本が見つかります。下のフローと表で、いちばん近いものを探してみてください。

迷ったときの簡単フロー

  1. 換毛期の抜け毛を、しっかり取りたい(ダブルコート・毛量が多い) → A
  2. 毛玉・絡まりをほぐしたい(長毛・巻き毛) → B
  3. 皮膚にやさしく使いたい/ブラシが苦手 → C
目的 向いている犬・家庭 強み 購入前の注意点 後処理・手入れ
A-1 アンダーコート用(スクラッチャー/レーキ) ダブルコートで、換毛期の抜け毛が多い犬 下毛を取り除くことを目的とする 使いこなすのが難しい/やりすぎに注意/毛質・サイズ別の商品を選ぶ 毛を取りやすいか/ピン先の破損確認
A-2 ワンプッシュ式スリッカー 抜け毛を毎日取りたい家庭/毛を捨てる手間を減らしたい家庭 ボタンで、毛を取り除ける ピンの硬さ・先端の形/長くて細い毛は切れることがある ボタン部分の洗いやすさ
B スリッカー(ソフト)/ピン/コーム 長毛・巻き毛の犬 絡まり・毛玉をほぐす/仕上げに確認できる 毛玉は無理に引っ張らない/サイズ・ピンの硬さを確認 台の汚れ/買い替えの目安
C-1 ラバー・シリコン/手袋型 短毛・ブラシが苦手な犬・シャンプー時 皮膚への負担が少ない/なでる感覚で使える 毛のかたまりはほぐしにくい/ダブルコートの下毛には届きにくい傾向 洗いやすさ
C-2 獣毛ブラシ 仕上げをしたい犬/つやを整えたい家庭 仕上げ・つや出し 絡まりや毛玉は先に他のブラシでほぐす 台が布製のものは、汚れがたまりやすい

※価格・在庫・送料・ポイント・クーポン・セット内容・注意事項は変わります。購入前に必ず、リンク先の最新情報をご確認ください。

A 換毛期の抜け毛をしっかり取りたい|ダブルコート・毛量が多い犬に

ダブルコートの換毛期は、下毛に届くブラシが候補になります。ただし、力を入れすぎないことが大切です。

A-1 アンダーコート用(ファーミネーター等のスクラッチャー/アンダーコートレーキ)

  • 商品名:ファーミネーター 小型犬 Sサイズ 長毛種用
  • 向いている犬・家庭:ダブルコートで、換毛期の下毛の抜け毛が多い犬/ブラッシングの経験があり、力加減に慣れている家庭
  • 主な特徴:ダブルコートの下層の毛(アンダーコート)を取り除くことに適したブラシです。ファーミネーターのように、犬の大きさや毛の長さに合わせて、複数のラインナップがある商品もあります。
  • 購入前に確認したい点:対象の毛質(短毛種用・長毛種用など)/対象のサイズ(小型犬・中型犬など)/皮膚に当たらないような構造か/毛の取り除きやすさ
  • 向いていないケース:シングルコートの犬/毛玉・絡まりをほぐしたい場合(スリッカーやコームが向きます)/皮膚の赤み・かさぶたがあるとき(先に獣医師に相談)

使いこなすのが少し難しく、やりすぎると、まだ抜けていない毛まで取ってしまうことがあります。説明書をよく読み、力を入れすぎずに使いましょう。

価格・在庫・セット内容は変動します。条件に合う場合は、詳細をご確認ください。

ファーミネーター 小型犬 Sサイズ 長毛種用 正規品(1個)【ファーミネーター】

A-2 ワンプッシュ式スリッカーブラシ

  • 商品名:ペットブラシ
  • 向いている犬・家庭:ダブルコートや毛量の多い犬/毎日の抜け毛取りで、毛を捨てる手間を減らしたい家庭
  • 主な特徴:くの字に曲がったピンで、絡まりや抜け毛をほぐして取るスリッカーブラシです。ワンプッシュ式は、ボタンを押すだけで、ブラシに付いた毛を取り除ける仕組みの商品です。
  • 購入前に確認したい点:ピンの硬さ(迷ったらソフト)/ピン先の形(丸く加工、樹脂付きなど)/ブラシのサイズ/柄の長さ/ボタン部分の洗い方
  • 向いていないケース:長くて細い毛の犬(毛が切れることがあります。ピンブラシなども検討)/皮膚が敏感になっているとき

価格・在庫・セット内容は変動します。条件に合う場合は、詳細をご確認ください。

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B 毛玉・絡まりをほぐしたい|長毛・巻き毛の犬に

長毛・巻き毛は、「ほぐす道具」と「確認する道具」の組み合わせが候補です。ピンブラシやソフトのスリッカーで整え、コームで残りを確認します。

  • 商品名:SHOWTECH ツインフレックス スリッカー
  • 向いている犬・家庭:長毛の犬、巻き毛の犬、毛が絡まりやすい犬/毎日のブラッシングで毛玉を作りたくない家庭
  • 主な特徴:ピンブラシは、長毛の毛を切らずに、もつれをほどくのに向いています。スリッカー(ソフト)は、ピンがしなり、皮膚への刺激が少ないとされるタイプです。コームは、粗い目でほぐし、細かい目で整えることができます。SHOWTECH(ショーテック)の両面スリッカーは、販売店の記載で、ソフトとハードの両面タイプ、S・Lの2サイズ展開とされています。岡野製作所のスリッカーブラシ(ソフトタイプ)は、トリマー推奨とされる商品です。
  • 購入前に確認したい点:ピンの硬さ(ソフト・ハード)/サイズ(小型犬用か、中型・大型犬用か)/ピン先の形/柄の長さ/台の素材(布製は汚れやすい)
  • 向いていないケース:固く締まった毛玉(無理にほぐさず、トリミングサロンや動物病院へ)/短毛・シングルコートで、毛量が少ない犬

巻き毛は、地肌近くまでブラシが届きにくい犬種もあります。仕上げにコームで確認する方法がおすすめです。

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C 皮膚にやさしく使いたい・ブラシが苦手な犬に

ブラシが苦手な犬や、短毛の犬は、皮膚への負担が少ない道具から始めると取り組みやすくなります。仕上げには、獣毛ブラシも使えます。

C-1 ラバー・シリコンブラシ/手袋型ブラシ

  • 商品名:ペットアンドミー ラバーブラシ ソフト短毛用
  • 向いている犬・家庭:短毛・シングルコートの犬/子犬/ほかのブラシが苦手な犬/シャンプー時にも使いたい家庭
  • 主な特徴:ゴムやシリコンでできた、やわらかいブラシです。皮膚への負担が少なく、ほかのブラシが苦手な犬でも使える場合があります。手袋型は、なでるように使えます。
  • 購入前に確認したい点:素材のやわらかさ/サイズ(手袋型は手の大きさ)/洗いやすさ/ピンの硬さ
  • 向いていないケース:毛玉・絡まりをほぐしたい場合(毛のかたまりをほぐすのは難しい)/ダブルコートで、下毛をしっかり取りたい場合(根元まで届きにくい傾向)

価格・在庫・セット内容は変動します。条件に合う場合は、詳細をご確認ください。

ペットアンドミー ラバーブラシ ソフト・短毛用 ブルー(1コ入)

C-2 獣毛ブラシ

  • 商品名:Truelove 両面ブラシ(ピンブラシ+獣毛ブラシ)
  • 向いている犬・家庭:ブラッシングの仕上げをしたい犬/毛並みを整えたい家庭
  • 主な特徴:馬毛・豚毛・猪毛などの獣毛を使ったブラシです。つやを出す仕上げ用として使われます。短毛にはしなやかな豚毛、地肌近くまで届きにくい巻き毛には、硬めの猪毛が使われる場合があります。
  • 購入前に確認したい点:毛の種類(豚毛・猪毛など)/硬さ/サイズ/台の素材(布製は汚れやすい)/お手入れ方法
  • 向いていないケース:絡まりや毛玉をほぐしたい場合(先にほかのブラシでほぐします)/ダブルコートの下毛を取りたい場合

価格・在庫・セット内容は変動します。条件に合う場合は、詳細をご確認ください。

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失敗しない使い方・購入前のチェックポイント

ブラシは「選び方」だけでなく、「使い方」で効果が変わります。力加減と手順を確認してから使いましょう。

ブラッシングの基本

  1. 犬が落ち着ける場所で、短い時間から始める
  2. 毛の流れに沿って、軽い力でとかす
  3. お腹・足の付け根・耳の後ろなど、皮膚がやわらかい場所は、特にやさしく
  4. 皮膚の赤み・フケ・かさぶた・しこりがないかを確認する
  5. 終わったら、ほめる・ごほうびをあげる
  6. ブラッシングは、自宅や庭先など自分の敷地で行う(公共の場では、毛が飛んで迷惑になります)

換毛期以外でも、ブラッシングを習慣にするのがよいといわれています。毎日が難しいときは、続けられる頻度から始めましょう。

長毛・巻き毛の毛玉の予防とほぐし方

  • 毛玉を作らないために、毎日のブラッシングで毛を整える
  • 毛玉を見つけたら、無理に引っ張らず、毛先から少しずつほぐす
  • ピンブラシやスリッカー(ソフト)で整えて、コームで残りを確認する
  • 犬が痛がったり、嫌がったりしたら、そこで中止する
  • 固い毛玉や、皮膚に近い毛玉は、トリミングサロンや動物病院に相談する

シャンプーの前には、ブラッシングで毛玉を取っておくのが基本です。くわしくは、犬のシャンプー・ドライヤーの選び方の記事で解説します。

ダブルコートの換毛期ケア

  • 換毛期は、いつもより回数や時間を増やして、抜け毛を取りのぞく
  • スリッカーやスクラッチャーは、皮膚に近い部分では、力をかけすぎない
  • 同じ場所を繰り返しとかしすぎない(抜けていない毛まで取ってしまうことがあります)
  • 仕上げに、コームで毛の流れを整える
  • 集めた抜け毛は、すぐに取り除く。洗濯物の毛については、洗濯と犬の毛対策の記事もご覧ください

ブラシのお手入れと保管

  • 使ったあとは、毛をすぐに取り除く
  • 丸洗いできるかは、取扱説明書で確認する
  • ピンが曲がったり、先端が破損したりしたら、買い替える
  • 台が布製のブラシは、汚れがたまりやすいため、半年から1年程度で買い替えを考える

購入前チェックリスト

  • □ 愛犬の毛質(ダブルコート・シングルコート・長毛・短毛・巻き毛)を確認した
  • □ いちばん困っていること(抜け毛・毛玉・嫌がる)を1つ決めた
  • □ ピンの硬さ・先端の形を確認した
  • □ ブラシのサイズが、愛犬に合っているか確認した
  • □ 柄の長さ・持ちやすさを確認した
  • □ 毛の取り除きやすさ、洗い方を確認した
  • □ 返品・交換の条件を確認した

使い始めたあとの観察ポイント

  • 皮膚に赤みやフケ、かさぶたが出ていないか
  • 痛がる様子や、嫌がる様子がないか
  • 毛が切れたり、毛並みが乱れたりしていないか
  • 続けられる頻度になっているか

気になる変化があれば、使用をやめて、獣医師に相談してください。

よくある質問

Q1. 最初の1本は、何を選べばいいですか?

どの犬種にも使いやすい、スリッカーブラシが最初の1本として挙げられます。迷ったら、ピンがしなるソフトタイプで、ピン先が丸いものから選ぶと、皮膚への刺激を減らしやすくなります。短毛・シングルコートなら、ラバーブラシも候補です。

Q2. スリッカーブラシとピンブラシは、何が違いますか?

スリッカーブラシは、台の上にくの字のピンが付いていて、絡まりや毛玉をほぐします。ピンブラシは、人用のブラシに似た形で、長めのピンが毛を切らずにもつれをほどきます。長くて細い毛には、ピンブラシのほうが向く場合があります。

Q3. ラバーブラシだけで、換毛期の抜け毛は足りますか?

ラバーブラシは、皮膚への負担が少なく、短毛の犬のブラッシングに向いています。ただ、ダブルコートの下毛の根元には、届きにくい傾向があるとされています。換毛期の抜け毛が多いときは、スリッカーなどとの併用も検討してください。

Q4. ブラッシングは、1日何回すればいいですか?

回数に決まりはありません。換毛期はもちろん、ふだんも毎日のブラッシングを習慣にするのがよいといわれることもあります。ただ、無理をして犬が嫌がると続きません。短い時間でも、続けられる頻度から始めましょう。

Q5. ブラシを嫌がるときは、どうすればいいですか?

無理に続けず、犬が落ち着ける環境で、少しずつブラシに慣らします。少しでもできたら、たくさんほめましょう。ラバーブラシや手袋型など、皮膚への負担が少ない道具から始める方法もあります。

Q6. 毛玉が固くて取れないときは、どうすればいいですか?

無理に引っ張らないでください。皮膚を傷めたり、犬が痛がったりします。固い毛玉は、トリミングサロンや動物病院に相談しましょう。

Q7. 小型犬・中型犬・大型犬で、サイズはどう選べばいいですか?

柄を鉛筆のように持ったとき、ブラシ部分が手より少し大きい程度のものが、使いやすいとされています。商品によって、小型犬用・中型犬用・大型犬用のサイズ目安が違います。商品ページの表記を確認してください。

Q8. どんな抜け毛なら、すぐ動物病院に相談すべきですか?

かゆみ・赤み・かさぶた・部分的な脱毛・強い痛み・元気低下があるとき、換毛期ではないのに急に増えたとき、悪臭があるときなどです。ブラシで様子を見ず、早めに相談してください。

まとめ|犬のブラシの種類と選び方は「毛質」と「困りごと」から

犬のブラシの種類と選び方は、まず受診サインを確認し、次に愛犬の毛質を確認し、困りごとに合う種類を選ぶ順で考えるのが基本です。

  • 最優先:かゆみ・赤み・かさぶた・部分的な脱毛・強い痛み・元気低下があれば、獣医師に相談する
  • 毛質:ダブルコート・シングルコート・長毛・短毛・巻き毛のどれかを確認する
  • 使い方:力を入れすぎず、皮膚の状態を見ながら、やさしく使う

条件別の目安は、換毛期の抜け毛にはスリッカーやスクラッチャー、毛玉・絡まりにはピンブラシ・スリッカー(ソフト)・コーム、皮膚にやさしく使いたいときはラバー・手袋型、仕上げには獣毛ブラシです。

今日できる最初の一歩

まずは、愛犬の毛質と、いちばん困っていること(抜け毛・毛玉・嫌がる)を、1つずつ決めてみましょう。ブラシ選びは、そこから始まります。

参考にした情報

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